ゲーム制作の経過報告と来月の予定(六カ月目)
はじめに
個人でゲーム制作を開始して六カ月が経過しました。これで半年経過になります。現状の進捗の報告及び、作業中に学んだことの徒然草になります。少なくとも作業量上では5割は超えたかなと言う認識です。今年中に完成は必須なので進捗としては悪くないですが……。
今月は工数20日(4週×平日は5日)のうちの6日遊びました。一人ゴールデンウィークやってました。(遠い目)
記憶を失うのであれば私は同じ過ちを望んで繰り返すでしょうが、やりたいゲームはクリアしてしまったので進捗は良くなるはずです。
※五カ月目はこちら、ゲーム制作の経過報告と来月の予定(五カ月目)
※四カ月目はこちら、ゲーム制作の経過報告と来月の予定(四カ月目)
※三カ月目はこちら、ゲーム制作の経過報告と来月の予定(三カ月目)
※二カ月目はこちら、ゲーム制作の経過報告と来月の予定(二カ月目)
※一カ月目はこちら、ゲーム制作の経過報告と来月の予定(一カ月目)
※企画書はこちら、自分が作るゲームの企画書を書くぞい!
制作進捗
1ステージを通せるようにしました。来月終わりには2ステージまで作成し、簡単なレビュー版を用意できるかと。
ゲームルールに関して
本ゲームのシステムについて、説明する機会がないのでざっくりと説明します。この部分に関しては、最終的に動画かパワポのような見やすいものを別途作成し、そちらを参照できるようにするつもりです。
■前提について
・本ゲームはマウスしか使いません。プレイ中キーボードをたたき壊してもゲームに問題はありません。
・5つのステージがあり、各ステージのボスを倒すことが目的です。ボスを倒すと次のステージに進行します。
・死んだらすべてを失い最初からです。5つのステージは通して攻略するのではなく、1~3のステージ、3~5のステージをプレイするモードを用意する予定です。
■戦闘について
主人公と敵とのタイマンになります。
💛マークの書かれたゲージはHPゲージ、⚡マークの書かれたゲージはスタミナゲージです。HPゲージは0になると敗北となります。スタミナゲージは無くなると、行動不能になります。行動不能は1ターンで終了し、スタミナゲージが全回復します。
戦闘中は、敵が次に何をするか分かっている状態で、プレイヤーは所持している4つのスキルカードから1つを選択します。スキルカードを選ぶと書かれた内容が実行されます。この時、敵も予定していた行動が同時に発生します。これ(スキルカードの選択)を繰り返し、敵のHPが先に0になればプレイヤーの勝利です。
スキルカードには次の情報が記載されています。攻撃力、使用回数、効果、移動と射程、使い切ったら消滅かどうかです。オレンジ色のカードは次の戦闘になると使用回数が復活します。青色のカードは使い切ったらそれまでです。
プレイヤーと敵の移動先が被ってしまう場合、その移動先のマスには両方とも移動できなかったことになります。上記図ですと、スキルを実行しても、お互いに今の位置から動かない結果になります。
敵を倒すと新しいスキルカードを獲得できます。獲得したスキルカードは所持しているスキルカードのどれかに重ねる必要があります。他のスキルカードと重なっているカードは使用できません。ただし、スキルには使用回数があります。使用回数が無くなると消滅し、重なっていたカードが使用できるようになります。
今月の工数
・報酬シーン時にカードを選択した際の演出作成。
・仮タイトル画面の作成、NEWGAMEで一番最初の状態へ
・プレイヤーキャラクターの全スキル用エフェクトの作成
・プレイヤーキャラクターと敵キャラクターの登場演出の作成
・ネクストボタンの作り直しとアニメーションの作成
・アクションカード周りのバグ修正
・プレイヤーと敵がフロアの外に移動しようとした際の演出作成
・BGMと必要効果音素材の収集、およびざっくりとした仮配置
・ステージクリア演出の作成、および、次のステージに移行できるように設定
・細かいバグ修正、およびバグを減らすためにブループリントの記述を丁寧に修正
・次の神ゲーをクリア。TotalWarWarHammer2、Return of Obra Dinn、レイジングループ、最悪なる災厄人間に捧ぐ、Vagante
工数としてはBGMと効果音が3日、それ以外が各1日。記事作成が1日で、14日消費。6日は個人的にGWとして消費
今月の実装項目と一言感想
検討必要項目の総洗い出しが完了
疑問だった部分のテストプレイと仮実装が完了しました。プレイ感としては問題ないので、これらに頭を悩まされる時間はレビューが始まるまでは無くなる見込みです。
サウンドが用意できました
効果音が重要になる話です。BGMは検索をかければ良質なものが拾えますが、2D向けの良質な効果音を拾うのは難しいです。
ネットで手に入る効果音の多くは音が汚いです。これはシンプルに雑だとか作りが荒いからではなく、リアルに寄せた作りが原因です。例えば、ダメージ用の効果音を探すとします。そうすると木や鉄を破壊したり叩いて作った効果音があるのですが、良くも悪くも3Dのリアルな世界向けのゲームの効果音でしかなく、何度も聴きたくなるような2Dゲームの効果音としてはふさわしくないのです。欲しい音は星のカービィやマリオのようなものですが、転がっているのは全部バイオハザードなのです。
無料素材と15000円ほど優良の音声素材を購入した結果を述べます。
有料作品
Must Buy。2Dゲーム作りたいならこれが今のところベストに思えます。4000円しますが、チョコボの不思議なダンジョンの効果音持ってきたんじゃないかって感じの良質な音が大量にあります。また、2018年7月発売なので新しくクオリティが高いです。ダメージ音も一番数が多いのは驚きでした。有料に手を出すならこれは手を付けてよいと思います。これ以上に良いのあったら教えてください。手のひら返します。
王道っぽいアセットだったので購入してみましたが、悪くはないですが良くもないですね。音が全体的にそこまでファンタジーしていないので、ハクスラ系3D見下ろしゲームに使われるような効果音が多いです。そういったものを作りたければありかなと。
5700円ぐらいしますが、コスパ考えると微妙ですね。一番微妙に感じたのは、マウスカーソルを当てたときやドラッグしたときの効果音としてループする音声が欲しかったのですがどれも単発だというところです。また、カード自体を配る音の数がタイトルに比べて少なく、予想を下回ったという感想です。
んー、悪くはないです。おまけサウンド集ぐらいの感覚でしょうか。これをメインにするには出来に問題を感じます。
あと5ドル以下の安い音声を買いましたが、特にいう事もないのでカット。
無料作品
Adobeの公式配布効果音集。ロイヤリティフリーの最低限規約を読む努力があれば使える効果音集。規約見る限り珍しくAdobe作品の非購入者でも使えそう。効果音の質は実際の映画やCMなどに用いるための作品だからリアル系のものとしてはトップクラス。その数も多く、リアル系の効果音が欲しかったらシンプルにこれを入れて、必要なものを別途用意すればよい気がします。
GDC 2019 SPECIAL [FREE DOWNLOAD]
毎年恒例のCEDECの効果音集詰め合わせ。25GBあるので、使えそうか選別する作業で1時間以上かかる。個人的に選別した結果、ほとんどがバイオハザード的効果音集でした。みんなゾンビとかダークとか好きだなぁと思いました。使えるのもあるので漁る覚悟があればどうぞと言う感じです。自然音のループ系は大体拾えます。
以上です。国内サイトも効果音で漁りましたが、リアル寄りの効果音はAdoveに負け、ファンタジー寄りの効果音はRPGツクールの音っぽくてクオリティが低いのが多い印象です。いいところあったら手のひら返しますが、お勧めはしない感じです。
来月の実装予定項目
・2ステージ目まで戦って楽しめるようにする。
先月と同じことを言いますが、今度は嘘じゃないっす。配布も可能ならやります。
・そろそろプロモーションについて考え始める
このゲームが面白いかどうか自分に対しては面白いと証明できたので、そろそろ他に人にもこの面白さを伝えるための努力が必須です。少しずつ興味を持ってもらうためにも、ユーザーレビューやちゃんとした人の気を引く絵作りに心配りしようと考えています。
総評
半年が終わり、検討項目の洗い出しが完了したので後はがりがり作りこむだけです。比較的最近は作っていて楽しいが強くなりました。作業に対する努力感が減少したとも言えます。ちょっと遊びましたが、良いゲームと出会えたことによる後悔はないので突き進みたいと思います。
このブログを読んでくださっている方は、お付き合いありがとうございます。引き続き、これからもよろしくお願いいたします。